SVシーズン9最終3位火力押し付けウーラジバコ改

1.はじめに

シーズン8ぶりです。ニコニコ初心者と言います。今回はシーズン9において最終3位になることができたのでシーズン8と近い形ではありますが構築を紹介します。

 

 

2.構築経緯

シーズン8で使用した構築を8月中旬に全く同じで使用したところ普通に勝てたためシーズン9でもまだ通用すると感じた。しかし、当然ながら構築がバレているとシーズン8と同じ動きでは通らない場面も多々あったため、シーズン8の構築の連撃ウーラオスジバコイルをベースに細部を変更して構築を作ることにした。

動きが通らない要因として多かったものは

ゴツゴツメット電磁波カイリューの増加

・初手に選出される眼鏡ハバタクカミ、テツノツツミの増加

主にこの2点により鉢巻連撃ウーラオスを初手に置いてもアドバンテージを取りにくくなったことにあった。そのため初手におくポケモンの選択肢を増やすためにブーストエナジー甘える痛み分けハバタクカミを採用した。

次にゴツゴツメットカイリューのマルチスケイルを剥がしつつS関係を逆転させて高火力を押し付けることができる草分けガチグマを採用した。

またカイリューの型が警戒されていると動かしにくくシーズン8で使用したアイススピナー+シルクのスカーフノーマルテラス神速ではHBに厚く振ったカイリューや、アイススピナーを打ったターンにテラスタルされると落とせないためHBカイリューでもそれ以外のカイリューでも有利に運用しやすいラムのみ最速竜の舞アンコールカイリューを採用した。

カイリューの技に神速を採用しなかったことでパオジアンの処理が難しくなった(シーズン8の構築では初手の連撃ウーラオス対パオジアンにおいてパオジアンが弱点テラスタルテラバーストを打った場合蜻蛉返り+神速で処理できていた)ため、パオジアンミラーで強く出れる最速フェアリーテラスパオジアンを採用した。

 

3.個体紹介

ウーラオス(連撃の型)

特性:不可視の拳 持ち物:拘り鉢巻 テラスタイプ:水

調整:意地っ張りH252A172B84

特化パオジアンの弱点テラバースト耐え

臆病テツノツツミのフリーズドライ耐え

残りA

水流連打 インファイト アクアジェット 蜻蛉返り

シーズン8の時と比べると警戒されていることもあって運用が難しくなったが、それでも高い対面性能と崩し性能から多くの試合で選出し活躍した。

流行りのイダイトウの150お墓参りを耐えるため後発で選出することもよくあった。

 

ジバコイル

特性:アナライズ 持ち物:突撃チョッキ  テラスタイプ:フェアリー

調整:控えめH252C252D4

十万ボルト ラスターカノン ボルトチェンジ テラバースト

ハバタクカミやテツノツツミに強い枠として採用。環境にジバコイルがそこそこいた影響で対策されていることも多く連撃ウーラオス同様シーズン8と比べると運用が難しかったが、クッションとしてジバコイル以上のポケモンが思いつかなかったためそのまま使用した。

ラスタルや連撃ウーラオス、ガチグマと合わせてドヒドイデ+ディンルーの並びに対して非常に強く立ち回ることができる。

 

パオジアン

特性:災いの剣 持ち物:気合いの襷 テラスタイプ:フェアリー

調整:陽気A252B4S252

氷柱落とし 噛み砕く 氷の礫 テラバースト

相変わらずの最強ポケモン。相手のパオジアンと連撃ウーラオス両方に対して打点になるフェアリーテラステラバーストで使用した。相手のパオジアンが重くなってしまったためこの型で使用したが、パオジアンはテラスタルを切らなくても強いのが強みだと思っているのでなるべくテラスタルに頼らず立ち回るように意識して運用した。

 

カイリュー

特性:マルチスケイル 持ち物:ラムのみ  テラスタイプ:炎

調整:陽気H4A252S252

逆鱗 炎のパンチ アンコール 竜の舞

連撃ウーラオスジバコイルと同時に選出して強いこととハバタクカミから起点を作って積んでいく展開ができること、そもそも対面的に強い型である3点を満たすカイリュー

連撃ウーラオスの水流連打を受けにきた相手のカイリューの羽休めや、ジバコイルに対して打つ地震の両方に対して後出ししてアンコールで縛り竜の舞の起点にできる。一度裏に引いた後もう一度出てきた相手のカイリューの電磁波に対してラムのみでさらにもう1ターンもらうことができる。

パオジアンに対して炎テラスタル+竜の舞→アンコールで氷柱落としを固定して比較的安全に倒したりテツノツツミに対して炎テラスタル+アンコール→竜の舞でフリーズドライ(身代わり)を固定して勝つことができる。ハバタクカミもテラスタル込みで基本有利である。

竜の舞アンコールのカイリューに多い飛行テラスとの違いはテラスタルを切らなくても戦える技構成をしているため構築単位で柔軟に立ち回れることである。

また、ステルスロック展開をしてくる相手に対して初手に選出しステルスロックを固定して積んだり、ロトム等の鬼火を固定して積んだりできるため多くの絡め手に対して強い。

 

ガチグマ

特性:根性 持ち物:火炎玉 テラスタイプ:ゴースト

調整:意地っ張りH140A124B28D44S172

特化パオジアンの氷柱落とし耐え

臆病ハバタクカミのムーンフォースほぼ2耐え

4振りチオンジェン抜き

S+1で準速サーフゴー抜き抜き

残りA

空元気 地震 草分け 剣の舞

対面性能と崩し採用を両立する最強ポケモン。受けに寄った構築の多くはゴツゴツメットアンコールカイリューでガチグマを処理しに来るため、草分けでマルチスケイルを剥がして空元気で倒す。カイリューを倒すと大体連撃ウーラオスが通るようになる(役割集中)。

シーズン8のようなミミズズやジュナイパーでガチグマ対策をしている受けループは殆どいなかったため霊技は採用しなかった。

 

ハバタクカミ

特性:古代活性 持ち物:ブーストエナジー テラスタイプ:炎

調整:臆病H132B252C116D4S4

C<Sになる最大までC振り

残り物理耐久

ムーンフォース マジカルフレイム 甘える 痛み分け

初手にブーストエナジーハバタクカミを選出する場合ミラーはあまり考える必要がないためSに振らず耐久に振って使用した。不利対面になっても攻撃特攻両方下げることができて痛み分けで削りができるため、急所で突破される以外では仕事ができずに倒されることは殆どない。2体目以降に選出しても普通に強いため選出の選択に幅を持たせることができる。

ラスタルは殆ど切らなかったためたまにいる鋼テラスガブリアスに刺さる炎テラスで使用した。

 

4.終わりに

シーズン9では最終日9時まで潜ることができず1位は取れないと思っていて、実際上位のレートの伸び方が相当高かったので3位という成績は出来すぎな順位でした。

来季は1日が日曜日の最高の月なので1位目指して頑張りたいと思います。